文系大学生が乗り越えないといけないのが「卒論」ですよね。
卒論の準備をするにあたって、最初に押さえておくべきなのが「卒論の提出時期」。
提出時期を把握していなくて、提出に間に合わなかった….なんて事態は避けたいですよね。
そこで今回は、文系卒論の提出時期と卒論提出までのスケジュールを簡単に解説します。
- 文系卒論の提出時期は一般的に【12月~2月】
- 卒論のテーマは遅くても大学4年生の9月までに決めよう
- できれば大学3年生から卒論に向けて行動すべき
ちなみに、今回紹介するスケジュールはあくまで私の経験に基づくものです。
詳しくは、在籍している大学で発表されている情報を確認するようにしてください!
文系卒論の提出時期は一般的に【12月~2月】
文系卒論の提出時期は、一般的には12月~2月に設定されていることが多いです。
ただし、大学や学部・学科により差があるため、在籍する大学の規則を確認する必要があります。
いずれにせよ、大学4年生の終盤に提出することになるため、計画的な執筆が必須です。
とくに年末年始は図書館が締まっているところが多いです。
提出できるつもりでいても、図書館で資料が借りられずに執筆できないケースもあります。
万が一の事態が発生しても卒論を提出できるように、早めの準備が大切です。
卒論提出までの主なスケジュール
卒論の提出までのスケジュールって気になりますよね?
スケジュールを把握することで、卒論の準備や作成時に焦る必要がなくなります。
そこでここからは、卒論提出までの主なスケジュールをご紹介していきます。
- 【大学1年生】学部・学科の基礎知識の習得
- 【大学2年生】専門知識の習得&資料収集
- 【大学3年生】専門知識の習得&卒論のテーマ探し
- 【大学4年生4~8月まで】卒論のテーマ確定&資料収集
- 【大学4年生9月~】本格的な執筆スタート
- 【大学4年生10月~11月】卒論の題目提出
- 【大学4年生12月】作成した卒論の修正・添削
- 【大学4年生1月~2月】卒論提出
- 【大学4年生2月~3月】口頭試問の実施
【大学1年生】学部・学科の基礎知識の習得
大学1年生の時期は卒論の準備というより、卒論を作成する上での基礎を学ぶ時期です。
自分が所属している学部・学科(卒論を作成する分野)の基礎知識を学びます。
専門分野の講義はもちろん、その他の分野の講義もしっかりと学ぶ時期ですね。
僕は自分の分野外の講義も、まじめに受けておくべきだと思っている派です。
卒論ではさまざまな観点から考察できた方が、評価される論文になります。
自分とは関係ない分野でも、卒論のアイデアにつながることもあるので、大学1年生の間は講義をまじめに受けるべきです。
大学1年生はまだ卒論を意識する必要はあまりないですね。
【大学2年生】専門知識の習得&資料をたくさん見る
大学2年生の時期には、専門知識の習得を行うといいでしょう。
大学2年生になると基礎知識から発展して、少し専門的な内容も学ぶ時期です。
大学によってはゼミが開始されて、卒論に関わる取り組みを行うケースも出てきますね。
卒論にかかわる専門知識も増えてくる時期。
講義で知識を増やしつつ、資料収集を開始するのもおすすめです。
とはいえ、卒論のテーマが決まっていない時点では、そこまで本格的な資料収集はできません。
イメージとしては興味のある資料の閲覧、卒論のテーマになりそうな資料を物色する時期ですね。
大学3年になると就活の話も出てきて、何かと忙しいです。
それ以降は、本格的に卒論テーマ探しになるので、自由に資料を物色できるのは2年生かなと思います。
この時期に資料をたくさん見ておけば、卒論の資料探しが楽になりますよ。
ちなみに、卒論に必要な資料の集め方についてこちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
【大学3年生】専門知識の習得&卒論のテーマ探し
大学3年生の時期には、専門知識の習得と卒論のテーマを決め始める時期です。
大学3年生になると、かなり専門的な内容を学び始めます。
ゼミも本格的にはじまり、大学生活で最も学びを深められる時期かもしれません。
大学3年生の過ごし方は、卒論の作成にとって重要な意味を持ちます。
ゼミや専攻科目でしっかり専門分野を学びつつ、卒論のテーマを決め始める時期です。
大学3年生の後半になると就活も入ってくるので、それまでにはある程度卒論のテーマを見つけておきたいですね。
卒論のテーマの決め方については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
【大学4年生4~8月まで】卒論のテーマ確定&資料収集
大学4年生の9月までには、卒論のテーマ決めをしないと提出に間に合いません。
そのため、大学4年生の4~8月の間に卒論テーマを確定させましょう。
卒論のテーマに関しては、早めに決めるのに越したことはありません。
できるだけ早めに決定しましょう。
また、大学4年生の前半は就活が本格化するため、卒論の執筆は時間的に難しいです。
もちろん執筆を開始できれば良いですが、まずは就活に集中し卒論が本格化する時期に備えましょう。
ちなみに、卒論のテーマの決め方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学4年生9月までに卒論テーマを決めておきたいですね。
なお、余裕があれば資料収集もはじめておくと良いです。
この時期に卒論に使う資料を探しておけば、9月以降の執筆がかなり効率化できます。
最後の夏休みを楽しみたいかもしれませんが、資料収集をしておくと後が楽ですよ。
【大学4年生9月~】本格的な執筆スタート
大学4年生の9月からは、本格的に卒論を執筆したい時期です。
この時期には就活が終了している人も多く、卒論と大学授業に専念できます。
とくに卒業に必要な単位が取得できている人は、ゼミと卒論だけになっているはず。
9月からは、卒論作成に力を入れるべきときです。
まずは卒論テーマから逆算して目次を考え、その内容に必要な資料を収集しましょう。
卒論には本や論文など文献以外に、過去に作成したレポートや発表資料なども利用できます。
資料が集まれば、あとは卒論の規定に合わせて執筆をスタートしてください。
卒論は大学ごとに指定された規格があり、文字数や注釈の書き方などルールがあります。
執筆後に修正するのは手間がかかるため、最初からルールを意識して執筆すると良いでしょう。
ここまで準備をしっかりしていれば、焦る時期ではありません。
落ち着いて執筆を開始しましょう。
卒論を書くときは、Wordで書式設定などを行うと後で楽ですよ。
【大学4年生10月~11月】卒論の題目提出
10月~11月は、卒論の題目を最終決定して大学に提出する時期です。
卒論を作成するときは題目を事前に提出しておく必要があり、主題と必要であれば副題を記入して提出します。
大学によって題目提出のルールは異なりますが、ゼミの担当教員の押印が必要な場合もあります。
事前に相談したうえで、提出の少し前には題目を決定しておくようにしてください。
題目に関しては、後で修正を出せる大学もあるようです。
ただ、提出期限までに題目を提出できなければ、卒論を提出できません。
期限をしっかり守るように注意しましょう。
【大学4年生12月】作成した卒論の修正・添削
大学4年生の12月からは、作成した卒論の修正・添削を行いましょう。
12月中に提出しなければいけない大学の場合、あまり修正の時間はありません。
大きな修正はあきらめ、体裁を整えることに専念すべきです。
一方、1・2月提出の場合はまだ時間があります。
引用した資料内容や卒論の解説内容など、1度すべて読み返して添削すると良いです。
誤字脱字や文脈の間違いなど、執筆時に気づかないミスも修正できます。
僕の場合、年末年始に卒論データを持ち帰り、最終チェックと簡単な修正を行いました。
修正・添削は早めに卒論を作成した人の特権。
ここまでくれば、焦らず気軽に作業を行えますね。
添削・修正はそこまで完璧を目指す必要はないです。
余裕がある状態なので、気軽に行いましょう。
【大学4年生1月~2月】卒論提出
1月~2月はとうとう卒論の提出時期です。
大学によって卒論の提出時期には幅があります。
僕の大学では、1月の冬期休暇が終わったらすぐに提出期間に入っていました。
提出期間は、一般的に複数日に分けられていることが多いです。
僕の大学では2日間に分けられており、学部・学科ごとに提出場所が決められていました。
提出場所が細かく分かれているケースもあるので、間違えないように注意してください。
提出完了するまでは、気を抜かないようにしましょう。
また、大学によっては
- 紙に印刷して提出
- データで提出
など、提出方法はさまざまです。
提出当日に焦らないように、事前に提出場所・方法は確認しましょう。
【大学4年生2月~3月】口頭試問の実施
2月~3月は口頭試問が実施される時期です。
口頭試問は必ずあるわけではありません。
ただ、文系学部の場合には口頭試問がある場合も多いです。
口頭試問では、ゼミの担当教員と口頭試問を担当する教員が同席して、卒論に対して質問がされます。
口頭試問の内容と対策をこちらの記事で紹介しているのでぜひ、参考にしてみてください!
卒論提出直前の年末年始の行動が大切
卒論の提出時期は冬休み後の1月半ばくらいが一般的です。
卒論を控える大学生にとっては、年末年始の過ごし方がとても大切です。
そこでここからは、卒論提出直前の年末年始の過ごし方をご紹介します。
卒論が完成していない場合は書き上げる
卒論が完成していない人は、問答無用で年末年始も書きましょう。
通常の年末年始であれば、家族や友だちと楽しい時間を過ごす人も多いと思います。
でも、卒論の直前はそうもいきません。
卒論が完成していない人は、急いで卒論を完成させる必要があります。
年末年始は大学の図書館も使えないケースが多いです。
資料をあらかじめ借りたり、コピーしたりして執筆に困らないようにしましょう。
卒論が完成している場合は見直し&形式を整える
年末年始のすごし方としては、卒論が完成している場合は見直しや形式を整える時間に充てると良いです。
卒論はただ規定の文字数書けば良いというものではありません。
誤字脱字や、誤った記述・表現がない状態で提出する必要があります。
時間があるのであれば、卒論の見直しと規定されている形式になっているかチェックするのがおすすめです。
卒論は大学によって文字数・行数・引用のルールなどが細かく決められており、そのルールの下で作成しないといけません。
論文の確認作業は地味に時間がかかるので、最後の仕上げとして年末年始に行っておくと良いでしょう。
ちなみに、見直しや形式のチェックなどは資料がなくてもできるので、実家に帰省する人でもやりやすいのでおすすめです!
まとめ
卒論の提出時期は、だいたい大学4年生の12月~2月です。
私の意見でいうと、年末年始までに体裁を整えておいて、いつでも提出できるくらいがちょうどいいですね。
卒論は一夜漬けでどうにかなるものではないので、早めに準備を開始するようにしてください。
\電子書籍を活用した情報収集もおすすめ/
卒論の準備に書籍を読みこむ人も多いですよね。
最近だと下記のような電子書籍で、タブレット・スマホなどで本が読めます。
- Kindle Unlimited:約200万冊以上が読み放題
- audiobook.jp:耳で聞ける書籍が充実
- Audible:作業しながら聴く読書ができる
上記のサービスはスマホやタブレットで書籍を読む、音として聴くことができます。
卒論に必要な書籍も読めるので、図書館で貸し出し中の本も見つけられるかも!
✓文系4年制大学卒
✓文系大学からIT企業に就職
✓現在フリーランス
就活情報を中心にブログ投稿をしています。
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