
卒論を作成するうえで構成は大事です!
大学生(特に文系大学生)は卒論を提出しないと卒業できないこともあるので、卒論をしっかりと完成させることは大切です。
卒論を問題なく完成させるには、卒論の構成をしっかりと考える必要があります。
卒論の構成というと序論・本論・結論という基本的な構成を考えたうえで、細かい内容を考えていく方法が一般的で、まずは序論・本論・結論を考えないといけません!
では、序論・本論・結論とは何を書けばいいのでしょうか?
そこで今回は、卒論の構成の基本である序論・本論・結論とは何を書くのかを解説しつつ、卒論の構成を考えるうえでのポイントを紹介します。
卒論の構成の基本【序論・本論・結論】とは?
卒論の構成を考えるうえで、まず知っておきたい知識として「序論・本論・結論」があります。
これを知ったうえで構成を考えるのと、知らないのではかなり卒論の完成度が変わるんです。
そこでここからは、卒論の構成を考えるうえで大切な「序論・本論・結論」について解説していきます。
【序論】= 先行研究や卒論の内容を簡単にまとめる
卒論の構成の中で「序論」もしくは「はじめに」といわれる冒頭の部分では、先行研究の現状を確認や論文での問題提起を行うところです!
どんな卒論テーマを選んだとしても、先行研究が少なからずあるはずです。
そういった先行研究ではどのように考えられているのか意見を紹介しつつ、いまだに解決されていない箇所を明らかにします。
その後に、その解決されていない部分をどのようにこの論文で解決していくのか方向性を提示。
本論で論証していく内容を簡単に解説していきます。
序論をしっかりと作成することで、本論で解説する内容が分かりやすくなりますし、自分がこの論文でどういったことを明らかにしていくのか明確に宣言することが可能です。
【本論】= 自分が一番伝えたいことを根拠を示して説明
卒論の構成の中で「本論」というのは、自分が一番伝えたいことを根拠を示しながら説明するところです。
本論は卒論の中で最も大切な部分で、ここの出来によって卒論の評価が決まるといっても過言ではありません!
本論では事前に収集した書籍や論文などを引用しながら、自分が証明したい内容の根拠を示していく必要があります。
引用する資料の内容と自分の意見をきっちり分けて書かないと、盗作という扱いになりかねません!
自分の意見と根拠となる資料はきっちり分けて表現することが大切です。
引用する資料についていうと、1つの資料を引用するよりも2つ以上の資料を引用した方が説得力が増します。
たとえて言うなら、1人の専門家が正しいというものよりも10人が正しいというものの方が説得力がありますよね。
卒論で引用する資料でも同じで、なるべく多くの資料を扱った方が説得力のある文章になります。
でも、あまりに多く資料を使うと分かりにくくなってしまう危険性もあるので、バランスには注意する必要はありそうです!
ちなみに、本論を中身の濃いものにするには資料収集をしっかりと行わなければいけません!
資料の探し方については以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ、参考にしてみてください。

【結論】= 最後に卒論の全体を総括
卒論の構成の中で「結論」の役割は、最後に卒論の全体を総括することです。
序論・本論で自分の意見を証明しているので、結論では今までの総括を簡単にまとめた後に、もう一度自分が証明したかった意見を述べます!
また、結論で触れるべきこととして、自分の卒論では証明しきれなかった部分(今後の課題)を宣言することです。
そもそも1つの論文の中で今まであった問題(課題)をすべて解決することは不可能です!
そのため、自分が証明したことを明確にしつつも、今後の研究に期待したいところや解明してほしい部分を記載することが大切です。
この部分に関しては、絶対書かないと卒論の合否に関わるというわけではありませんが、書いた方がいいといわれています。
卒論の構成を考えるときのポイント!
卒論の構成の基本となる「序論・本論・結論」が分かったところで、実際に構成を考えるときのコツも知りたいですよね。
そこでここからは、卒論の構成を考えるときのポイントをご紹介していきます。
卒論で自分が解明したいことを明確にする
卒論の構成を考えるポイントとして、卒論で自分が解明したいことを明確にしておくことが挙げられます。
よくありがちなミスとして、いきなり卒論の構成を考え始めるということがありますが、これでは全体で内容がばらつきやすいです!
卒論の構成を考えるときには、まず卒論の中で一番言いたいことや主張したいことは何なのかまとめたうえで、序論・本論・結論で大まかに何を書いていくかまとめることをおすすめします!
大まかに内容をまとめたうえで、改めて詳しい項目を決めていくと良いでしょう。
本論に説得力を持たせる資料を探しておく
卒論の構成を考える前に、本論に説得力を持たせられる資料を探しておく必要があります。
せっかく序論・本論・結論で書くことを大まかに決めて書き始めても、自分が主張したいことを証明できる資料がなければ卒論として成立しません!
また、資料がないと本論の中身がスカスカで自分の意見に説得力を持たせることができないです。
そのため、事前に自分の意見を証明できる資料をしっかりと集めておくことが大事になります。
説得力を持たせる資料としては、大学図書館にある書籍文献・論文などの二次文献と原本といわれる実際の実物資料である一次資料がありますが一次資料の方が重要です。
卒論の構成を考える前に、一次資料を含む根拠となる資料を集めるようにしてください!
序論・本論・結論で矛盾がないようにする
卒論の構成を考えるときのポイントとして、序論・本論・結論で主張している内容が矛盾しないようにすることが大切です。
よくありがちなミスで、私も大学生時代にやらかしてしまったんですが、卒論を書くときには全体を通して主張が同じじゃないといけません!
でも、卒論は平均2万字は書かないといけないので、書いている間に内容が変わってしまうことがあります。
そのため、序論・本論・結論を大まかに考える段階でしっかりと主張が変わらないように主張すべき内容をメモするなりして記しておくことが必要です。
【まとめ】
ここまでで、卒論の構成について序論・本論・結論では何を書けばいいのかをご紹介しつつ、卒論の構成を考えるときのポイントを解説しました!
卒論を作成するときには、序論・本論・結論の基本の構成を意識することが大事です。
それぞれどんなことを書けばいいのか理解したうえで、しっかりと卒論を作成していきましょう。
