- 面接で回答を丸暗記してもいいの?
- 面接でうまく受け答えできず困っている…
就活生は面接に苦戦する人も多く、上記のように面接での受け答えに悩んでいる人もいます。
「面接での模範解答を丸暗記すればいい」という意見もあります。
しかし僕の経験上、丸暗記はあまりおすすめしません。
そこでこの記事では、面接で回答を丸暗記して挑むのがNGな理由を解説します。
また、丸暗記せずに面接を成功させるコツも紹介します。
面接に苦戦している人や、これから準備をする人は参考にしてくださいね!
丸暗記を卒業し、面接を成功させましょう。
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面接に回答を暗記して挑むのがNGな理由
面接で回答を丸暗記する人は意外と多く、集団面接でとなりの人が暗唱している場面もよく遭遇しました。
ただ、面接に回答を暗記して挑むのは、あまりおすすめできません。
ここでは、どうして面接に暗記で臨むのがNGなのか理由を解説します。
感情や思いが伝わりにくい
面接の回答を丸暗記すると、自分の感情や思いが面接官に伝わりにくいです。
あらかじめ作成しておいた文章を暗記して話すため、どうしても棒読みになりがち。
棒読みでは、面接官に感情や思いは伝わりにくいです。
たとえば、志望動機を聞かれた場合、棒読みだと企業を志望する熱量や思いがわかりにくく、面接官も判断が難しくなります。
とくに面接では回答内容だけでなく、話すときのしぐさや言葉のニュアンス、声のトーンなど総合的にチェックされています。
就活生は、間違わずに話す点に集中しがち。
しかし、面接で評価してもらうには、棒読みでなく感情・思いがわかる方が評価してもらえます。
間違いを必要以上におそれず、丸暗記で面接を乗り切るのは控えた方がいいですね。
回答内容が多少間違っていても、相手に気持ちが伝わる方が評価されるケースも多いです。
質問に対してアドリブがきかない
面接の回答を丸暗記すると、質問に対してアドリブがききません。
面接を丸暗記で乗り切る場合、想定問答集を作成して対策するはずです。
ただし、面接の質問は企業や業界によってさまざま。
予期せぬ質問をされるケースも多いです。
そんなとき、丸暗記していたらどうでしょうか。
アドリブでうまく回答できますか?
まったく想定しない質問の場合、パニックになり回答できない人もいます。
また、似た質問を想定できていた場合でも、うまく考えられずポイントのずれた回答になる人も多いです。
丸暗記で幅広い質問に対応するのは難しいので、できるだけアドリブでも回答できる練習をする必要がありますね。
丸暗記は予想外の質問に激よわです…
緊張で頭がまっしろになると答えられない
回答を丸暗記すると、緊張で覚えた内容を忘れると答えられません。
記憶力に自信のある人は暗記作戦をとりがちですが、就活の面接は予期せぬ事態も起きやすいです。
就活は今後の人生も左右する場。
普段は味合わない緊張感もあります。
暗記に自信のある人でも、緊張で覚えた内容が飛んでしまうケースも。
丸暗記の場合、覚えていた内容を忘れてしまうとパニックになりやすく、結果的にうまく回答できません。
また、忘れた質問だけであればよいですが、そのあとの面接でも失敗を引きづりうまくかないケースも多いです。
実際僕も暗記派でしたが、緊張で頭がまっしろになり面接がグダグダになった経験があります。
緊張で回答を忘れてしまった場合でも、最低限の回答ができる練習は必要ですね。
面接の緊張感は特別です。
忘れても答えられる対策は必要ですね。
次の面接に活かせる経験ができない
丸暗記で面接を乗り切ると、次の面接に活かせる経験ができません。
話す内容を丸暗記すれば、うまく回答できるかもしれません。
ただし、暗記しているので良い意味でも悪い意味でも、学べることは少ないです。
この観点はあまり触れられることがありませんが、就活では失敗から学ぶことも多いです。
失敗はしない方がいいという意見もあります。
ただ、成功したつもりで不合格の方が困りますよね。
自分ではうまくいった面接でも、企業側の評価は高くなく不合格になるケースは多いです。
丸暗記した場合は企業側の反応や面接官のしぐさなどを考慮せず、事前に考えた文章を話すことになります。
回答を忘れずに話せれば成功。
間違えたり、忘れてしまったりすれば失敗。
このように判断する就活生は多いです。
しかしこれでは、どの部分が評価された・されなかったのは分析できません。
次の面接に活かすには、回答を一言一句間違えないことより、面接官の表情や雰囲気など反応を確かめるべきです。
一生懸命暗記するより、余裕をもって受け答えできる練習をする方がおすすめですね。
丸暗記が面接官に与える印象は良くない
回答の丸暗記を面接官がどう思うか気になりますよね。
結論、あまり良い印象は持たれません。
先ほども解説したように、丸暗記は棒読みになりやすく、就活生の気持ちや個性が分かりにくいです。
ただでさえ就活の面接時間は短く、就活生の素をするのは簡単ではありません。
そんななか、面接官は最大限就活生のことを知り、ミスマッチが起きないように自社に必要な人材か判断しているのです。
そう考えると、感情や思いが伝わりにくい丸暗記は好まれませんよね。
企業側に評価してもらうためには、できるだけ暗記に頼らない回答を心がけた方がよいでしょう。
結論、丸暗記はできるだけ避けた方が無難ですね。
回答を丸暗記せず面接を成功させる方法
面接の回答を丸暗記するのはNGと解説しましたが、代わりにどんな対策をすればいいかわからない人もいるでしょう。
ここでは、回答を丸暗記せず面接を成功させる方法を2つ紹介します。
箇条書きで要点だけ覚えておく
丸暗記をやめて箇条書きで要点を覚えるだけでも、棒読みに比べて思いが面接官に伝わりやすいです。
たとえば、志望動機でいうと、下記のように箇条書きにします。
- 〇〇の将来性や価値に感銘を受けたから
- 自分の発信力や提案力を活かし、〇〇サービスの知名度を上げたい
- 〇〇事業に携わることで間接的に社会貢献ができるため
箇条書きにするときは、これは必ず伝えたいというポイントを記載します。
丸暗記ではないため、質問のニュアンスや意図に合わせてその場でアレンジもしやすいです。
また、考えながら話している姿も面接官に見せられるため、考える力や受け答えスキルのアピールにもつながります。
箇条書きを覚えるのが一番バランスがいいですね。
面接官と会話するように受け答えを練習する
面接で最大限自分のアピールをするには、面接官と会話するように受け答えができると良いです。
就活生の多くは、面接では緊張して一方的な回答になりがち。
しかし、実際は面接官と会話するように回答した方が、面接官の印象に残りやすいケースもあります。
会話するように回答すると、内容自体は模擬回答とずれるかもしれません。
ただ、面接官の表情やしぐさを見ながら話せるため、臨機応変に伝わりやすい表現に変えることもできます。
面接官はあらかじめ作成していた模擬回答の存在は知らないため、多少間違えても問題ありません。
それより、相手に合わせながらじっかり自分の考え・気持ちを伝えることが大事です。
実際に僕は面接担当者から、「会話するように返答してくれたのが印象に残っていた」といわれました。
会話するように返答できると余裕もアピールできるため、ぜひ練習しておきたいですね。
ちなみに、会話するように回答する練習は、友達や模擬面接官と面接練習をするときに行うと良いでしょう。
日ごろから自分で考えて回答する癖をつけておけば、面接でもアドリブで回答しやすくなりますよ。
面接では面接官に伝わる話し方が求められます。
面接は要点を抑えて挑もう【まとめ】
今回は、就活の面接で回答を丸暗記するのはNGな理由を紹介しました。
丸暗記は楽に思えます。
ただ、忘れたときのリスクや応用がきかない点を考えると、最善とはいえません。
箇条書きでポイントだけ暗記する。
面接官と会話するように回答する練習する。
上記のような対策をとり、企業に評価してもらえる面接スキルを身につけましょう。
✓文系4年制大学卒
✓文系大学からIT企業に就職
✓現在フリーランス
就活情報を中心にブログ投稿をしています。
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