ブラック企業の特徴
ブラック企業を見分ける質問3選
就活でブラック企業を見分ける方法
就活でブラック企業を避けるためには、企業についてしっかり調べ、働き方や休日などについて質問しておくことが大事です。
調査が不十分だと、入社後に後悔することに。
早く内定をもらうことも大事ですが、優良企業を選ぶことも大事です。
この記事では、ブラック企業の特徴を解説したうえで、ブラック企業を見抜くための質問やブラック企業を見分ける方法をご紹介します。
ブラック企業を見分けて入社しないようにしましょう!
ブラック企業の特徴
就活中さまざまな企業に出会いますが、残業や休日出勤が多いなどブラック企業では働きたくないですよね。
ここでは、就活におけるブラック企業によくある特徴をご紹介します。
ちなみに、今回ご紹介する内容はあくまで参考情報です。
当てはまっていても必ずブラック企業というわけではないので注意してくださいね!
社員の勤続年数が少ない
社員の勤続年数が少ない企業は、ブラック企業の可能性があります。
優良企業であれば、働きやすいので勤務年数も長くなるものです。
逆にブラック企業の場合、労働環境や勤務条件などが悪くなるため、早めに退職する人が多くなりがち。
社員を使い捨てのように働かせている会社では、なかなか社員が定着しません。
そのため、ブラック企業は社員の継続年数が少なくなることが多いです。
ただ、一部の業界では職業柄転職が多いこともあります。
そのため、一概に勤続年数が少ないからブラック企業とは限りません。
あくまで参考程度にして、他の条件もチェックしてみてください!
勤続年数は就活サイトや自社サイト求人に記載がある場合が多いです。
新卒の離職率が高い or 離職率が掲載されていない
新卒離職率が掲載されていなかったり、離職率が高かったりする場合にはブラック企業である可能性があります。
最近では、新卒採用した社員の過去の離職率を掲載している企業が多いです。
しかし、なかには一切掲載していない企業も。
記載していないのは、離職率が高くてそれを隠したいという意図がある可能性もあります。
新卒社員の離職率が高い場合には、何らかの原因で社員が定着しなかったということ。
その企業では、働きにくい環境があるということが推測できますよね。
ちなみに、新卒入社の3年離職率は3割程度といわれているので、これ以上離職している場合は要注意です。
内定までの期間がやたら短い
内定までの期間がやたらと短い企業は、ブラック企業の可能性があります。
通常就活では下記のように、採用試験が複数に分かれています。
- 企業説明会
- 書類選考
- 筆記試験
- 面接(複数回あることが多い)
選考が始まってから内定まで、約2週間から2か月程度が多いです。
長いところではインターンシップを含めて数か月かかるケースも。
企業側も学生の性格や特徴を知ろうと考えていれば、ある程度採用に時間をかけます!
一方でブラック企業の場合は、1回の面接だけで内定を出したり、面接もまともに行わなかったりと学生の内面や特徴を知ろうとしません。
特にブラック企業は労働環境や条件が悪いケースが多く、社員の離職率が高いです。
なので、常に人手不足で人員を求めている傾向にあります。
内定がすぐに出るからと入社すると後で後悔する可能性も。
一度怪しんでしっかり会社内容をチェックしてみてください。
あまりに早い内定は怪しんだ方が良いです。
説明会でやたらと稼げるところをアピールしてくる
僕の経験上、説明会でやたらと稼げることをアピールしてくる企業はブラックである可能性があります。
会社説明会や合同説明会などでは、会社の良いところを紹介してくれますよね。
どの企業も選んでもらいたいので、アピールするのは普通です。
ただ、給料やボーナスなどをあまりにアピールしてくるときには注意が必要です。
給料やボーナスの値段が高いということは、それなりの理由があるということは理解しておく必要があります。
例えば、大手企業や売り上げ利益が多い企業であれば、純粋に業務レベルが高く待遇が良いのかもしれません。
これであれば問題はないです。
一方で、給料やボーナスの値段が高い理由が、残業の多さや職場環境の悪さが原因の可能性もあります。
残業が多い代わりに給料を多めに設定していたり、安い給料だとすぐ退社されるので給料を高く設定していたりする場合があるのです。
見極め方としては、企業の収益に関わる事業や売上高をチェックしてみて、その待遇に納得できるかどうかです。
稼げる事業がよく分からないのに給料が高い場合、働き方がきつい可能性あります。
少しでも違和感を感じたら、その企業はやめておいた方がいいでしょう。
給料に残業代が含まれている(みなし残業あり)
給料に残業代が含まれている(みなし残業あり)の場合には、ブラック企業である可能性があります。
給料の記載に関して残業代がすでに含まれている場合、残業が発生しても残業代が支払われません。
給料に残業代が含まれている「みなし残業」の場合、すべての残業代が含まれている場合と一部時間分が含まれている場合があります。
例えば、月20時間までの残業代は給料に含まれているが、それ以上残業した場合には残業代が別途出るような形態のことを指します。
しっかり残業した分だけ残業代が発生するなら、残業が増えてしまってもその分は残業代が出るので安心です!
逆に完全に給料に含まれている場合、規定以上に残業をしたとしてもその分の給料は発生しません。
ブラック企業のなかには、規定を少なめに設定しておいてオーバーした残業代をケチる企業も。
求人を確認するときにはみなし残業かどうか確認して、残業が発生したとしても残業した分は報酬がもらえる企業を探すことが大事です。
本来は残業がない企業がベスト。
ただ、それが無理なら残業代がしっかり出る企業が良いですね!
口コミでの評判が悪い
口コミの評判を確認して、評判が悪い企業を避けるというものがあります。
就活では企業研究をすると思いますが、最近では企業で実際に働いている人が評判を書き込んでいる口コミサイトが増えています。
口コミサイトの内容はあくまで参考程度ですが、その中で評判があまりに悪い場合にはブラック企業を疑うべきでしょう。
口コミサイトでは良い意見も悪い意見も掲載されていますが、悪い意見ばかりが書き込まれている企業というのは要注意です!
鵜呑みにするのは危険ですが、口コミもチェックしてみてください。
就職前の研修の頻度が多い
就職する前の研修の頻度が多いとブラック企業である可能性が高いです。
内定後に研修があるという企業は多いですが、一般的には大学の授業などを考慮して少ない回数で行うことがほとんど。
もし、追加で研修が必要であれば、入社後に行う企業もあります。
しかし、ブラック企業の場合には大学生の都合は考えず、平日でも研修を実施。
さらには、長期間にわたる研修を行う場合もあります。
研修と称して実際には仕事をやらせたり、厳しい研修を行って過酷な労働環境でも耐えられるように訓練したりするケースがあります。
実際に僕の友達は毎週のように研修に参加していましたし、研修に参加するための費用(教材費や移動費)なども実費でした…
大学生の本業は学業なので、就活終了後は卒論などやるべきことは多いです。
学生の都合を考えず、研修を長期にわたり行う場合、社員のことを深く考えないブラック企業である可能性があります。
みなさんもあまりに研修が多い場合は、一度疑ってみるのがおすすめ。
他の友だちなどに話を聞いて、おかしいと思ったら内定辞退も検討しましょう。
もし悩んだら、第三者に相談するのも良いです。
1人で抱え込まないことが大事です。
やたら働き方に耐えられるか確認してくる
面接などでやたらと働き方に耐えられるか確認してくる場合、その企業での働き方が過酷な可能性が高いです。
- スポーツ経歴や根性があるか
- 内定を出したら必ず入社してくれるか
- 残業や休日出勤があるけど大丈夫?
労働環境が悪いとすぐに退社してしまう社員もいます。
そのため、負担にも耐えられる根性や体力を求めているケースが多いです。
それ以外にも、残業や休日出勤があることを開き直っている企業もあるので、こうした質問を受けたときは注意が必要です。
隠さないだけマシかもしれませんが、、、
できれば優良企業が良いですね。
就活でブラック企業を見分けるための質問3選
ブラック企業を見分けるには、面接や企業説明会で質問をして確認するのが効果的です。
ここでは、ブラック企業を見分けるのにおすすめの質問を3つ解説します。
- 残業時間は月どれくらいですか?
- 有給休暇の取得率は?
- 入社後の離職率はどれくらい?
残業時間は月どれくらいですか?
聞きづらい質問ではありますが、残業時間がどれくらいか聞いておく必要があります。
残業時間を聞いたとき、具体的な残業時間を答えず曖昧な回答をする場合は要注意。
残業時間が月45時間を超えるようだと、ブラック企業確定です。
通常、企業では常に忙しいことは少なく、繁忙期と閑散期があります。
平均的にどれくらい残業があるか知るためにも、繁忙期と閑散期両方の残業時間を質問しておくと良いでしょう。
もし、質問しにくいのであれば「どれくらい残業がありますか?」など少し控えめに質問するのもおすすめです。
聞きにくい内容も質問しておくべきです。
有給休暇の取得率は?
有給休暇の取りやすさを聞くことで、休みの取りやすさや働きやすさが分かります。
ブラック企業の場合、人手不足や仕事量が多いことから有給休暇がなかなか消化できていないケースも多いです。
有給休暇率が高ければしっかり休めている証。
比較的働きやすい企業といえますね。
ただ、できれば有給を自分が取りたいタイミングで取れるかもチェックしましょう。
有給取得率が高くても、企業によっては企業の指示でまとまって取得させられるケースもあります。
自分が休みたいタイミングで休めないのはつらいですよね。
有給の取り方を具体的に聞いてみるのもおすすめです!
最近だと有休がしっかりとれる企業が多いです。
でも、一応確認しておきましょう。
入社後の離職率はどれくらい?
入社後の離職率も、ブラック企業を見極めるとき役立ちます。
新卒入社後の離職率は約3割といわれていますが、優良企業の場合は10%以下であることも少なくありません。
逆に平均以上離職率が高いということは、労働環境や労働時間など働きにくい環境がある可能性が高いです。
離職率は確認しづらいですが、求人で確認しておきましょう。
公表されていない場合は、説明会や面接で確認しておくのがおすすめです。
離職率が高い企業は要注意ですね。
就活でブラック企業を見分ける方法!
ブラック企業の特徴が分かったところで、その情報をどうやって確認すればいいか分からない人もいると思います。
ここからは、就活におけるブラック企業の見分け方を解説します。
企業研究を念入りに行う
就活でブラック企業を見分けるには、まず企業研究を念入りに行うことが大事です。
企業の業務内容・職場環境・労働条件などをしっかり知ることで、その企業の働き方や特徴を知ることができます。
マイナビやリクナビなど就活サイトの求人には、過去採用者の退職率や給料、平均残業時間などを掲載されています。
また、企業ホームページには社員のインタビューや、働き方に関する情報が掲載されていることも。
事前にしっかり企業を研究し、ブラック企業の特徴がないかチェックしてみてください。
事前の下調べは重要です。
口コミサイトを参考にする
就活でブラック企業を見分ける方法として、口コミサイトを参考にするのもおすすめです。
最近では過去に働いていた人の企業の評価や口コミを知ることが可能です。
口コミを参考にすることで、その企業の特徴や良い点・悪い点をチェックできます。
口コミがあまりにも悪い場合には、ブラック企業の可能性がありますね。
企業の雰囲気や働き方を知るには口コミは役立ちます。
ちなみに、企業の選考情報や口コミを入手したいなら「就活口コミサービス「就活会議」」がおすすめです。
登録は無料ですし、就活に必要な情報がたくさん掲載されていますよ。
インターンシップ or 説明会で社員から話を聞く
就活でブラック企業を見分ける方法として、インターンシップ or 会社説明会で社員から直接話を聞くことが効果的です。
企業を知るにはHPなどで確認するのも良いですが、それでは実際に働いている人の意見や詳細な労働環境を知ることは難しいです。
その点、インターンシップに実際に参加すれば労働環境や職場の雰囲気などを知ることができます。
- 社員の語る様子
- 社員同士の雰囲気
- 質問への回答の仕方
などをチェックすれば、その企業の特徴や雰囲気をチェックできます。
インターンシップに参加しても、本当の雰囲気は分かりません。
それでも、参考になる情報を獲得できるのはメリットです。
【まとめ】
就活を行うとき、ブラック企業を避けたいと思うのは当然のことです。
ただ、ブラック企業を見分けるのは簡単ではなく、うまく調査しても入社してから気づく人もいます。
それでもブラック企業を少しでも避けるには、企業をしっかりと研究することが大事です。
就活生の皆さんも早期内定を目指すだけではなく、ブラック企業を避けるようにしてみてくださいね。
✓文系4年制大学卒
✓文系大学からIT企業に就職
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